素晴らしい日本国内の旅

日本という国は自然、文化ともに素晴らしいところです、 そんな日本国内の各所を巡ります、

新・日本紀行(118)佐世保 「ハウステンボス」

九州地方の皆さん、此の度の大震災に謹んでお見舞い申し上げます。
(この記事は震災以前のものです)




  新・日本紀行(118)佐世保 「ハウステンボス」  




https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8b/Huis_Ten_Bosch_-_01.jpg/800px-Huis_Ten_Bosch_-_01.jpg
ハウステンボス全景


https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/bf/Domtoren_huistenbosch.jpg
ドムトールン遠望 (以上、Wik)



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西九州道よりR205へ、早岐瀬戸大橋を渡り(当日は、正直、この地が早岐瀬戸とは全く気ずかず、普通の川でと思って通過している)、案内板に従ってハウステンボス方面へ向かと、間もなく、緑の中に煌びやかな建物群が現れた。

様子を伺いながら奥のほうのガラガラの駐車場へ車を置いて全貌を眺める。
手前の水辺に回遊船であろうか、十数隻の船が、暇そうに係留されている、尤も、今日あたりはウィークデイの平日である。

その向こう遠方にシンボルタワーの『ドムトールン』とかいう十字架が天を指す高層の建物が聳えている。 
高さ105mのタワーは、敷地内のどこからでも見える“道しるべ”的存在であろうか。 
それにしても平日のせいとはいえ、人の姿は殆ど見受けられない。


この「ハウステンボス」は1992年3月25日にオープンし、建設などにかかった費用は総額2千数百億円といわれる。
巨額の投資でオープンした、さしものテーマパークも、時勢というか不況の煽りで、2003年2月26日、遂に会社更生法を適用し事実上倒産した。
負債総額は2289億円といわれる・・が、更生法適用後はスポンサー企業の申し出も殺到しているそうである。 総合保養地域整備法(リゾート法)の適用も受けているらしいが、ガンバレ・・!!「ハウステンボス」。


西海パールライン、眺めのいい針尾の瀬戸の西海橋をわたり、国道202から更に国道206南下する。
大村湾の西部、西彼半島の北部に位置する西彼町(せいひちょう)にやって来たところで、今度は赤レンガの洒落た洋風の建物群が現れた、こちらは「オランダ村」である。 
ところが、ハウステンボスとは違って、ここは人気は全く感じられず静まり返っている。
それもそのはず、当地は2001年に閉鎖していたのである。

長崎オランダ村は、町役場職員の神近義邦氏によってバブル(泡、気泡、泡沫、転じて実体のない見せかけだけのものという意味)景気絶頂の時期の1983年に開園している。 
彼は「長崎県にゆかりの深いオランダの街並みを、路面に敷かれたレンガ一つまで忠実にそっくりそのまま大村湾の入江に再現する」という大胆な意気込みで、国内旅行需要増加も手伝い長崎観光の新しい目玉にした。佐世保市のテーマーパークのハウステンボスのルーツとなった施設でもある。 
だが、バブルの波が去った2001年には閉園し、現在も跡地利用のめどは立っていないといわれる。

最終日の10月21日には、新聞報道によると6500人という入場者があったそうである。 
乗り物や釣などもみんな無料で、土産屋は安売りなどもされていたが、ちょっと寂し気であった・・、と来場者は語っていた。
その日は生憎の雨となり、オランダ村がなくなるのを惜しんでいるようでもあったという。

西彼町大瀬戸町、西海町、大島町(島部)、崎戸町(島部)の計5町は2005年4月に合併して、新しく西海市(さいかいし)が誕生している。


次回から、「長崎市

  
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