素晴らしい日本国内の旅

日本という国は自然、文化ともに素晴らしいところです、 そんな日本国内の各所を巡ります、

四国の旅・愛媛県; 伊予西条 「西条の霊場・札所」


 四国の旅・愛媛県; 伊予西条 「西条の霊場・札所」  ,





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チョットモダンな第61番・香園寺

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第62番・宝寿寺

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第63番・吉祥寺、

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第64番・前神寺




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湯浦温泉を出立すると、直ぐに小松町に入ったつもりであるが、2004年に西条市に吸収合併され、新たな西条市となっているようである。

この先、R196道沿いには幾つかの霊場・札所が並ぶ。
第61番・香園寺、第62番・宝寿寺、第63番・吉祥寺、第64番・前神寺等がある。 このうち先ず、宝寿寺、吉祥寺へ向かうことした。

中山川の大橋を渡り、JR予讃線を越えると大きな三角交差点に出る。
この道は、松山へ向かっている国道11号で、今度はこちらを走るようになる。 
伊予小松駅のすぐ近くに第62番霊場宝寿寺が住宅で囲まれるようにあり、山 門の前に巨


大な文字で「一国一宮・宝寿寺」と刻 んだ古い石標が建っている。 
宝寿寺の「宝寿」の文字は複雑な旧漢字で表され、その古さを感じる。 

門 をくぐると、緑に覆われながら正面に本堂、右に大師堂が建ち、境内参道の左側には枯山水を思わす石庭が趣きを添えている。

奈良期・天平年間、聖武天皇が 諸国の国府に一の宮を造られた時、この近くに伊予・一の宮神社が建てられ、その別当寺として創建された。 
弘法大師が四国巡行の際、この地に留まれ、十一面観音像を刻み本尊として第62番の霊場に定められた。ところが大正10年に予讃線が計画されたため境内を駅へ譲って、現在の地に移転したという。




次に、予讃線伊予氷見駅そばの第63番霊場・吉祥寺(きちじょうじ)へ参る。 
このお寺も宝寿寺同様R11号線沿 いにあり、庶民の寺という感じがする。 

本来、立派な山門から参道入堂しなければいけないのが、珍しく、広い境内のほぼ本堂の横まで車が入れるようになっている。 

門の正面に本堂、左手に大師堂が建ち、右手に庫裏が ある。
本堂には、四国霊場の中で唯一体の「毘沙門天」が本尊として祀られているという。



戦国期、天正年間の豊臣 秀吉の四国征伐(長宗我部氏)の時、この辺りの殆どの寺院は戦乱に巻き込まれて焼失しているが、当山も例外ではなかった。
往時は、寺域も広く、塔中二十一坊を有する大伽藍であったという。 

毘沙聞天の脇仏である「吉祥天」(毘沙門天の妃また妹ともされている)は富をもたらすとして、境内にある「くぐり吉祥天女」の下をくぐるとご利益があるとか、又、本堂の前に高さ1.2mもの「成就石」と呼ばれる穴の空いた岩があるが、この穴に目を閉じて金剛杖を通すことができれば願いが叶うともいわれている。

ほかに、長宗我部元親が難破したスペイン船を救助した際、船長から託されたマリア観音という秘仏も所蔵されているという。


次回は、西条・「石鎚山
  
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